Interview

職員の声

大学院生時代に研究者の
発想に触れた経験が
研究推進の仕事に活きています。

大学院生時代に研究者の発想に触れた経験が
研究推進の仕事に活きています。

Profile

東京農工大学大学院 農学府自然環境保全学専攻 修了
研究推進課係長/2017年入職 H.U

キャリアパス

  • 2017.4.1 大学 研究推進課 入職(書記)
  • 2023.4.1 職位昇格(主査)
  • 2024.4.1 研究推進課 係長(昇任)

現在の業務について教えてください。

大きく2つあります。1つは研究活動における産官学連携推進のための業務。大学と企業・地方公共団体のマッチング促進、各種契約の締結、知的財産の管理・活用などの業務に従事し、研究成果の社会還元の推進に取り組んでいます。もう1つは、産官学連携リスクマネジメントや研究倫理に関する業務。研究不正の防止や研究公正の向上のための体制整備を行っています。研究推進課の魅力は、学内で進められている最先端の研究に触れられることです。総合大学ならではの研究が生み出される瞬間に立ち会う経験は、とても貴重なものです。担当部署の業務以外にも全学的な業務、入試関連業務などを行うことがあり、日頃関わることの少ない部署の方と一緒に働く機会もあります。

研究の支援業務で大切にしていることは?

問題解決のための引き出しを多く持つことと、その引き出しの中からもっとも適切な解決方法を選ぶことです。研究成果の社会実装や知的財産の管理・活用などに関して研究者から相談を受けた時や本学との連携について企業などから相談を受けた時には、選択肢を多く持っておくことで最適な方法を提案できると感じています。自身で情報を集めたり、案件によっては学内の研究者や学外の専門家、他機関とのネットワークを活用したりしています。研修会や勉強会に参加し、そこで得た知識を、研修会や説明会などの形で学内に還元しています。また、研究者や連携先双方の意見・要望を的確に把握することが重要であるため、コミュニケーション能力の向上を大切にしています。

大学院出身の職員ならではの強みは?

私は東京農工大学大学院農学府自然環境保全学専攻で生態学や植生管理学を学んだ後、関東学院の職員となりました。総合大学である関東学院大学では、自身が院生として在籍していた大学よりも幅広い分野の研究が行われています。さまざまな分野の研究に触れる機会があり、楽しみながら業務に取り組めています。院生は研究者の入り口にあたり、実際に研究の一端に触れるという経験を積むことができました。大学院で学修したことが実務に活きていると感じています。

1 week flow

1週間の流れ

Monday

外部の会議に参加し、他大学や支援機関との情報交換を行う。本学との産学連携に関心を持つ企業があれば、教員との打ち合わせを設定する。

Tuesday

水曜日に学内で行われる研究倫理審査委員会の準備。資料を作成し、会議の進め方について委員長と行った打ち合わせをもとに、会議で提案する内容を詰める。

Wednesday

研究倫理審査や国の倫理指針に対応するための学内ルールの策定が行われる研究倫理審査委員会が開催される。当日は、委員長のサポートや事前に作成した資料の解説などを担当。

Thursday

知的財産の保護について、教員・顧問弁理士と打ち合わせを行う。研究成果を知的財産として保護する方法や今後の方針について話し合う。

Friday

横浜・関内キャンパスのマッチングオフィスでの勤務。企業や団体からの産官学連携に関する相談に対応し、教員や担当部署につなぐ業務。

Saturday

隔週土曜日に出勤し、会議の議事録の作成などを進める。土曜日は問い合わせの電話やメールが少ないため、デスクワークが中心。

Sunday

天気のいい日は、趣味の野鳥観察に出かけています。野鳥観察小屋が設置されている公園に出向き、のんびりと鳥たちが出てくるのを待ちます。野鳥観察の面白さは、鳥や自然を通じて季節を感じられるところです。